皆さんこんにちはひかぴです。今回はシード選手の敗退が相次ぐウィンブルドン選手権2025の1回戦の結果をまとめていきます。
激闘
アルカラス対フォニーニ
全仏オープン2連覇を果たし前哨戦のクイーンズクラブ選手権も優勝したカルロス・アルカラスと38歳のベテランファビオ・フォニーニの1回戦。絶好調のアルカラスが圧倒するのかと思いきやフォニーニが好プレーを連発して試合は拮抗します。2セットずつ取り合いファイナルセットではアルカラスが先にブレークに成功して逃げ切りなんとか1回戦突破しました。今大会で最後のウィンブルドンのフォニーニも38歳とは思えないプレーで最後はお互いに称え合っていました。
フリッツ対エムペシ・ペリカール
前哨戦2大会を制した世界ランク5位のテイラー・フリッツとフランスの新星ビッグサーバーエムペシ・ペリカールの一戦。芝が得意なフリッツもビッグサーブに苦戦しました。第1、2セットタイブレークに入りセットポイントを先に掴んだもののビッグプレーに阻まれ2セットダウンの絶体絶命になりました。しかし、第3セットで初めてブレークに成功するとトップ10選手の意地で2セット取り返します。そこで次の日に順延になったもののファイナルセットも大事な場面でブレークに成功し1回戦突破となりました。エムペシ・ペリカールも大会最速サーブを放つなどかなりの健闘を見せてくれました。
望月慎太郎対ゼッピエーリ
日本の望月慎太郎とイタリアの世界ランク351位のゼッピエーリの対戦。第1、2セットはゼッピエーリが圧倒し望月は2セットダウンの大ピンチになります。しかし得意のボレーで速い展開を作りなんとかキープして第3、4セットを取り追い付きました。そのままの勢いで試合を決めるかと思われたものの、こちらの試合も順延となり第5セットは次の日へ。ゼッピエーリに何度もブレークチャンスがありましたが望月が全て凌いで第12ゲームマッチポイントがきます。甘くなったセカンドサーブをストレートに打ち込んで望月慎太郎がグランドスラム本戦初勝利を挙げました。2回戦の相手は第17シードのカレン・ハチャノフとなっています。
順当勝ち
シナー対ナルディ
世界ランク1位のヤニック・シナーと同95位のルカ・ナルディによるイタリア対決。第1セットはナルディがシナーの猛攻に耐えキープし続けましたが、第10ゲームにシナーの強烈なフォアハンドが決まりシナーが取りました。第2セットは序盤にブレークに成功してそのまま2セットアップとします。完全に勢い付いて第3セットは1ゲームも与えずにストレート勝ちで2回戦進出となりました。
ジョコビッチ対ミュラー
8度目の優勝を狙うノバク・ジョコビッチとフランスのアレクサンドル・ミュラーの一戦。序盤からジョコビッチが圧倒し6-1で第1セットを取ります。第2セットチャンスを活かせずタイブレークで落としてしまいますが、第3、4セットは再び圧倒的なプレーで勝利しました。
番狂わせ
ズベレフ対リンダクネシュ
世界ランク3位のアレクサンダー・ズベレフとフランスのアーサー・リンダクネシュの1回戦。第1、2セットともにサービスゲームのキープが続きタイブレークに入ります。1セットずつ取り合って順延となりました。翌日試合が再開して第3セット、リンダクネシュが両者通じて初のブレークに成功してリードします。後がないズベレフも維持を見せてピンチを凌いで、タイブレークで第4セットを取りました。ファイナルセット、リンダクネシュが先にブレークするとそのままキープが続き最後はバックハンドウィナーで第3シードのズベレフを打ち破りました。
メドベージェフ対ボンジ
前哨戦のハレで決勝進出したダニール・メドベージェフとフランスのベンジャミン・ボンジの試合。試合を通してボンジがメドベージェフのサービスゲームで圧倒しました。メドベージェフも強力なサーブで耐えてタイブレークに持ち込みましたが取り切れずに、セットカウント3-1でボンジが2回戦進出を決めました。
シードダウン選手
この2試合の他にも第7シードのロレンツォ・ムゼッティや第8シードのホルガ・ルーネなどシード選手の敗退が相次ぎました。
1回戦で敗れたシード選手は以下の通り
[3]アレクサンダー・ズベレフ
[7]ロレンツォ・ムゼッティ
[8]ホルガ・ルーネ
[9]ダニール・メドベージェフ
[16]フランシスコ・セルンドロ
[18]ウーゴ・アンベール
[20]アレクセイ・ポピリン
[24]ステファノス・チチパス
[27]デニス・シャポバロフ
[28]アレクサンダー・ブブリク
[30]アレックス・ミケルセン
[31]タロン・フリークスポール
[32]マッテオ・ベレッティーニ
ハレで優勝したアレクサンダー・ブブリクやかつて準優勝のマッテオ・ベレッティーニなど芝が得意な選手も破れる波乱となっています。
まとめ
今回はウィンブルドン選手権2025の1回戦の結果をまとめました。今大会はシード選手の敗退が相次いでいて誰が勝ち上がるのか分からなくなっています。
この先も激闘や番狂わせなど面白い試合がたくさんあると思うのでまた紹介していきたいと思います!

最後までお読みいただきありがとうございました!
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