5月19日男子テニスツアーのイタリア国際の決勝が行われました。決勝のカードは世界ランク1位のシナーと世界ランク3位のアルカラス。シナーは出場停止の3か月のブランクがありながら勝ち上がってきました。
両者の対戦成績はシナー4勝、アルカラス6勝でアルカラスが勝ち越していて直近3試合もすべてアルカラスが勝利しています。それでは今季初めての2人の対戦を解説していきます。
第1セットお互いにサービスゲームのキープが続き、シナーから見て6-5になります。第12ゲームで2回のセットポイントを掴みますがものにできず。タイブレークにはいると今度はアルカラスの良いプレーが続きアルカラスが先取しました。第2セットでは序盤にアルカラスがブレークに成功。そのまま勢いに乗り、5ゲーム連取します。その後シナーもやっと1ゲームキープしましたが、最後はアルカラスがボレーを決めて7-6、6-1のストレートでシナーを下しました。
この勝利でアルカラスはイタリア国際初優勝を果たしました。ロッテルダム・モンテカルロに続き今季3タイトル目で、年末のATPファイナルズへのレースランキングもダントツで1位に。さらにマスターズ大会のモンテカルロ・マドリード・イタリア国際、そして全仏オープンのクレーコートでのすべてのビッグタイトルを獲得したことになりました。
最後に今大会のアルカラスの勝ち上がりを載せておきます。
ラウンド | 対戦相手 | スコア |
---|---|---|
1回戦 | bye | |
2回戦 | ラヨビッチ | 6-3 6-3 |
3回戦 | ジェレ | 7-6 6-2 |
4回戦 | ハチャノフ(23) | 6-3 3-6 7-5 |
準々決勝 | ドレイパー(5) | 6-4 6-4 |
準決勝 | ムゼッティ(8) | 6-3 7-6 |
決勝 | シナー(1) | 7-6 6-1 |
失セットわずか1でトーナメント優勝を果たしました。このままの勢いで全仏オープンにも期待です。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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